寄稿 「喜寿を迎えての趣味の話」(支部会報第47号より)

宇都木 勲 (昭43学電)

【はじめに】

私は現在(2023年2月)喜寿の真っただ中です。

現在までの経歴は、1968年に卒業、就職して、2002年に57歳で早期退職しました。その後、県下の中小企業を支援するコーディネーターの仕事に就き、以来20年間携わってきて今年度で終了します。

卒業以来足が遠のいていた茨城大学との関係では、産学連携での中小企業支援コーディネーターとして70歳までの7年間従事しました。  業務内容は、大学の先生方の知見を企業課題解決に結びつける仲介をするもので、産学双方にとってメリットのある事業で、私もやりがいがありました。

【多賀工業会水戸勝田支部入会について】

早期退職したころから大変お世話になった大先輩に、故大津圭三郎氏がおります。氏の主催する「大津塾」での下働きを閉塾までさせて頂き、ご指導ご鞭撻を頂きましたし、人脈も広がっていきました。そんななかで真弓会や元気会にお誘いいただき入会に至った次第です。現在は真弓会主体の活動ですが、岡野顧問様や平井副幹事長様にお世話になっております。

【趣味の話】

70歳代前半までは、長らく続けている、ゴルフ、写真撮影と旅行などを趣味としていました。今思うと、どちらかというと淡々とやっていた感じです。

2~3年前から生き急いでいるわけではないのですがもっと何かやらねばとの思いが強くなりました。

(1)写真撮影

雪列車(福島県 只見線)

 写真撮影もマンネリ感を感じていました。写真の先輩に相談し、2022年より、地元のプロ写真家 大貫亘氏の教室に参加することにしました。毎月50枚の作品を評価いただき、茨城県芸術祭美術展覧会(県展)などにも積極的に出展するというものです。となると結構大変で、遠くにばかり行ってはいられないので近場での作品作りが大切になってきます。大貫亘氏の撮影会に参加したり、夜討ち朝駆けでの良い光を求めて作品作りを加速しているところです。

(2)低山ハイキング

 体力の低下は甚だしいものがあります。近場の小木津山自然公園の散歩などやっていますが、なかなか続きませんので、「のんびり湯ったり花巡りハイキング」のサークルに2019年に入会しました。比較的高齢者の多い会で月1回の日帰り低山ハイキングで、季節の花々を愛でながら歩き回り、帰りは地元の温泉に浸かって帰るという楽しいサークルです。一時新型コロナで中断しましたが、今は再開しています。

(3)マンドリン演奏

一番難しくて苦闘しているのが3年前より始めたマンドリン演奏です。無理にやっている訳ではありません。楽しく苦闘しているのです。

マンドリン外観

マンドリンは4コース8弦の複弦楽器で、同じ太さの弦がペアになっています。 2本同時にひいてトレモロ奏法などをします。

マンドリンはイタリアが発祥の地ですが、現在では世界のマンドリン人口は日本が一番で30万人と言われています。日本のギター人口は500万人ですから、マイナーな楽器ではあります。

演奏はマンドリン、マンドラ、ギターなどの構成で合奏します。

どうしてもマンドリンを習いたくなって、水戸で先生を探し入会しました。途中でやめないようウン十万円のマンドリンも購入してしまいました。

良い先生に巡り合ったのでしょうか。月2回のレッスンに楽しく通っています。

そののち水戸と日立の同好会にも入会して、下手ながら演奏会にも出たりして結構忙しくしています。手と頭の回転が大丈夫なうちは続けられそうです。

様々な交流の場を通して、いろいろな方に巡り合えて本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。できるだけ長く続けられたらと思っています。

マンドリン合奏(水戸市芸術祭)
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